新潟県の花角知事が16日に定例会見、NGT騒動についても触れた
新潟県の花角英世知事は16日、定例記者会見を行った。その中で今月28日に行われる「にいがた新世代ヘルスケア情報基盤」シンポジウムについて言及。このシンポジウムは、医療、介護の現場で得られたデータを関係者がより効率的に活用するために行われるイベント。花角知事は、「医療関係者や介護関係にシンポジウムをきっかけにディスカッションをしてもらい、現場のどういう課題を解決すればいいのか、データをどう活用すべきかの議論を深めて欲しい」と話していた。またこうした事業は、来年度予算に取り込まれる予定で、花角知事は「使えるデータから集めていき、拡大させていきたい」と語っていた。
シンポジウムの詳細は新潟県のHPより
http://www.pref.niigata.lg.jp/fukushihoken/1356908201223.html
また、先日11日に訪れたニューヨークでの新潟県のセールス活動についても触れた。マンハッタンのレストランで100名近くの現地のバイヤーらを招いたランチレセプションを開き、新潟県産の日本酒や食材をセールスを行った。その後、ニューヨーク総領事との懇談や「新潟県人会」設立30周年記念式典などへ参加したという。花角知事は、「新潟県産品の輸出の拡大につながる質の高い新潟県産品の効果を感じた。輸出にさらに力を入れていき、海外進出企業を応援していきたい」と語っていた。
毎月勤労統計やNGT騒動、インバウンドについて
「毎月勤労統計」をめぐる問題についても触れ、「ルール通りにやらないことで、看板を嗅がさないでほしい。ルール通りに調査できないならルールを見直すべきだ」と語っていた。勤労統計は、従業員499人以下の事業所は抽出で、500人以上の事業所はすべてを調査するルールとなっている。それに対し、従業員500人以上の事業所が、全数調査をやるべきところ抽出調査で済ませており、厚生労働省がその虚偽の調査書類を申請をしていた問題となっている。
NGT騒動については、「事実関係明らかにし、活躍して欲しい」と話していた。
冬場の「インバウンド」の取り込みについては、「日本政府観光局(JNTO)が湯沢エリアのスキーアクティビティをモデル地域として高く評価している。新潟のスキーリゾートは首都圏からのアクセスもよくスキー場のバリエーションが多様である。それをいかに伝えるかというところの努力が一番だと思っている」と話していた。
なお生中継のほか、テキストや録画動画が後日県のHPにアップされる。
http://www.pref.niigata.lg.jp/kouhou/chijikaiken.html
http://www.pr-niigata-pref.stream.jfit.co.jp/index.php