【新型コロナ禍で集客落ち込みの影響も】パチンコ店「ソフトダイエー」経営の大鳳商事(新潟県田上町)が破産開始決定、負債総額は約8,000万円
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、パチンコ店経営の有限会社大鳳商事(新潟県田上町、設立1968年10月15日、資本金300万円、朴剛鉉社長)が2月28日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人には坂西哲昌弁護士(片桐・坂西・阿部法律事務所、新潟県三条市)が選任された。負債総額は、約8,000万円が見込まれる。
大鳳商事は1968年10月に設立された事業体で、当初は繊維製品の販売などを手掛けていたという。その後はパチンコ店「ソフトダイエー」の経営を主体とした展開にあったが、パチンコ離れによるユーザーの減少や大型店との競合などにより、厳しい経営環境を強いられていた。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う集客の落ち込みもあった模様で、2024年2月中旬に店舗を閉鎖し、今般の破産による整理に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは135件目となる。
【直近の新潟県内の倒産など】
【2か月連続の2ケタ倒産】2024年2月度の新潟県企業倒産件数は10件、負債総額は25億2,200万円に (2024年3月5日)
【「謙信酒まんじゅう」手掛ける老舗】菓子製造販売の新三野屋商店(新潟県上越市)が破産開始決定、新型コロナウイルス禍で客足の減少も (2024年2月29日)
【親会社の事業停止に伴い継続困難に】酒類販売などの大和飲料(新潟県上越市)が破産申請へ、負債総額は推定2億5,000万円 (2024年2月29日)