三条市の滝沢亮市長が市内の飲食店事業者に対し無料PCR検査の受診を呼びかけ
新潟県三条市の滝沢亮市長は27日、市内の飲食店事業者に対し無料PCR検査の受診を呼びかけた。
燕三条地域では、新型コロナウイルスの新規感染者の数が増加傾向にあることから、新潟県・燕市・三条市が連携して28日から臨時PCR検査所を設置する。
これを受け、臨時飲食店従業員を対象とした無料PCR検査をより多くの人ができるだけ速やかに検査を受けるよう、滝沢市長を含めた市の関係者と県の関係者が市内の繁華街の飲食店を回り、呼びかけとチラシの配布を行った。
チラシを受け取った飲食店の従業員は滝沢市長に対し、「こちらも頑張っているのですがどうにもならない状態。万全な体制で営業しているので、努力を怠っているわけではないということをご理解いただけたらと思う」と訴えていた。
滝沢市長は飲食店の従業員に対し、「出来るだけ早く全員がPCR検査を受けられるように努めていく。また、近々県の事業で飲食店の認証制度も始まると聞いているのでお手伝いできることがあれば市役所へ問い合わせてほしい」と話していた。
一方、燕市でも市の職員が5班体制で各店舗にチラシの配布と呼びかけを行った。呼びかけを受けた飲食店事業者は「不特定多数の人と接する以上、PCR検査は義務であると思う。検査が無料であるのはありがたい」と話した。今後は県央店の店員10人全員への検査を行うという。
なお、臨時PCR検査所は燕三条地域に1カ所(場所は非公表)設置され、市内全域の飲食店の事業主と従業員が対象となっている。開設期間は令和3年5月28日から6月10日となっている。