【県内初】せなみ巡回バスにEV導入、新潟県村上市で出発式・試乗体験会【村上新聞】
新潟県村上市は3月3日、クリエート村上(新潟県村上市)で「せなみ巡回バス」として新たに導入した、EVバス(電気自動車)の出発式と試乗体験会を開いた。
高齢者や障がい者など乗降時の負担軽減と地球温暖化対策(二酸化炭素削減)として、老朽化している「せなみ巡回バス」の更新に合わせ、低床のEVバスを導入。全長約7メートル、全幅約2メートル、高さ約3メートル。1回のフル充電で220キロメートル走ることができ、充電時間は急速充電40分。乗車定員 は25人。導入費用は約3,240万円を計上した。
ラッピングは堆朱をイメージする朱色がベース。日本海に沈む夕日やハマナスの花をあしらった。県内でEVバスの導入は村上市が初。
当日は約200人が見守る中、高橋邦芳市長をはじめ、国交省、新潟交通観光バス関係者、市議会議員らとともにスペシャルアンバサダーNGT48の本間日陽さんも参加。テープカットなどで出発式を祝った。また大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクやサケリンも参加。写真撮影にも応じていた。
試乗体験は、関係者の後に75人限定で一般にも開放。体験した人は「エンジン音が静かで快適だった」などと話していた。