【キシャメシ】まろやかな旨味に懐かしさを感じる「越後みそイタリアン」 みかづき県央店(新潟県燕市)

越後みそイタリアン

今日は燕三条駅付近で取材。昼食選びに困らないエリアではあるが、忙しい昼時は手早く食べるに限る。12時前、混雑し始める前を見計らってイオン県央店へ入った。

入口からすぐ目に入ったのは、押しも押されもせぬ新潟のB級グルメ「イタリアン」の文字。確か、すでに「フレンド」のキシャメシはあったが「みかづき」は無かったはず。イタリアンはメジャーどころ過ぎて、逆に手を出しづらいのかもしれない。せっかくなので、今日はこちらにしよう。

とは言え、スタンダードなイタリアンというのも芸がない。まだ人が少ないのを幸いに、カウンター横のメニューで腕を組む。定番のカレーやホワイトソースはもちろん、新商品らしい「エビチリイタリアン」という選択肢もある。こうしたバリエーションの豊富さもみかづきの良さだろう。考えあぐねていると、ふとカウンター上に貼られたポップが目に入った。

「越後みそイタリアン」「なくなり次第終了」。

これだ。まだ残っていることを祈りながら注文した。

越後みそイタリアン、一見カレーイタリアンにも見える

つけあわせの白生姜が特に合うような味わい

支払いを終えるとほぼ同時、爆速での提供。セルフサービスの水を注いで、カウンター近くの席に座る。さて、写真を撮ってから一口。

ソースは角のないまろやかな味噌の香りに、ほんのりごく僅かな辛味。そこへ、ひき肉の旨味が時折顔を覗かせる。初めて食べるが大変懐かしさを感じる、まるで給食で出されたかのような安心感を感じる旨さ。そして、これがイタリアン独特の、あのもちもちとした麺やゴロリとした具材によく合う。期間限定商品らしいが、定番になってもおかしくない味わいだ。

ペロリと食べあげ、盆を片付ける。そういえば先般、燕三条にもう一つイオンができるとの発表があった。このイオン県央店は存続するそうだが、今後の街の変化が気になるところだ。慣れ親しんだ施設、そしてイタリアン。いつまでも残ってほしい風景である。

(編集部・T)

 

みかづき県央店

 

【グーグルマップ イオン県央店】

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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