【国交省集計】2023年の新潟県内の延べ宿泊者数は前年比約15%増、一方で感染症禍前の水準には届かず
2023年の新潟県内での宿泊者数は971万人泊で、前年比15.6%増加した。一方で、新型コロナウイルス禍前の2019年との比較では、11.2%減となった。
国土交通省北陸信越運輸局が3月12日、観光庁の宿泊旅行統計調査2023年12月分と年計(第2次速報)が公表されたことを受け、管内(新潟県、長野県、富山県、石川県)の集計結果を取りまとめて公表した。
それによると、12月の管内4県合計の延べ宿泊者数は、291万人泊で、前年同月比3.6%増(新型コロナウイルス禍前の2019年同月比では0.4%減)だった。うち、外国人延べ宿泊者数は、35万人泊で前年同月比137.8増%(同12.0%増)。日本人延べ宿泊者数は、256万人泊で前年同月比3.8%減(同1.9%減)となった。
一方で2023年の年計では、延べ宿泊者数は3,910万人泊で、前年比21.5%増(同6.9%減)だった。うち、外国人延べ宿泊者数は、301万人泊で前年比660.3%増(同11.4%減)。日本人延べ宿泊者数は、3,609万人泊で前年比13.5%増(同6.5%減)となった。
県別の12月集計では、新潟県の延べ宿泊者数が73万人泊で前年同月比2.4%増(同7.9%減)。うち、外国人延べ宿泊者数は、5.8万人泊で前年同月比103.7%増(同12.7%減)。日本人延べ宿泊者数は、67万人泊で前年同月比1.8%減(同7.5%減)だった。
年計では、延べ宿泊者数が971万人泊で前年比15.6%増(同11.2%減)。うち、外国人延べ宿泊者数は、35万人泊で前年比298.3%増(同27.5%減)。日本人延べ宿泊者数は、936万人泊で前年比12.6%増(同10.4%減)だった。
管内の年計で新型コロナウイルス禍前の水準を上回ったのは、富山県の日本人延べ宿泊者数(354万人泊、前年同期比17.1%増、2019年比2.7%増)と、石川県の外国人延べ宿泊者数(103万人泊、前年同期比1,086.2%増、2019年比5.1%増)のみだった。