【呉服離れや外出自粛が影響か】呉服販売のまるこ(新潟県新発田市)が破産開始決定、負債総額は約5,600万円

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、呉服販売などの株式会社まるこ(新潟県新発田市、設立1976年8月13日、資本金1,000万円、山田忠信社長、従業員1人)が3月5日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。

申請代理人には小海要吉弁護士(新潟市中央区)、破産管財人には髙橋有紀弁護士(新潟みなと法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は、約5,600万円。

まるこは1932年の創業で、1976年8月に法人化した事業体。呉服販売を主体に、寝具、和装小物、宝飾品などの販売も手掛け、1992年5月期には約2億2,000万円の売上高を計上していた。

しかし、消費者の呉服離れや大手との競合もあって、その後の売上高は減少傾向を強いられていた。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響で呉服の利用機会も減少し、2022年5月期の売上高は約1,800万円に落ち込んでいたもので、採算的にも厳しく、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは137件目となる。

 

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