【受注減少で減収進む】法面保護工事などのアイ・プロジェクト(新潟県南魚沼市)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社アイ・プロジェクト(新潟県南魚沼市、設立1991年6月24日、資本金300万円、池田敏郎社長、従業員4人)が3月4日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人には山田真也弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所長岡事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は、約2,600万円。
アイ・プロジェクトは1991年6月の設立で、法面保護工事や緑化工事などを手掛け、中央大手の建設業者を主力受注先としていた。2013年5月期には完工高1億302万円を計上していたが、その後は受注減少で減収が進み、2022年5月期の完工高は2,067万円に低下。
この間、赤字散発で採算面も厳しい推移が続き、2022年5月期の赤字で債務超過に陥っていた。また、少人数で運営していたところに従業員が交通事故に遭い、施工能力が低下していたもので、これ以上の事業継続が困難と判断し、今回の事態となった。
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