【原材料高騰などで資金繰りが限界に】関栄ニット(新潟県見附市)が破産申請へ、負債総額は1億4,000万円

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、関栄ニット有限会社(新潟県見附市、設立1964年6月26日、資本金4,500万円、関口勝久社長、従業員12名)が、2月29日に事業を停止し、3月12日新潟地裁長岡支部に破産開始決定を受けた。

申請代理人は五十嵐広明弁護士(伊津・五十嵐法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には髙橋俊介弁護士(六花法律事務所、長岡市)が選任された。負債総額は、推定で1億4,000万円。

関栄ニットは、1950年創業、1964年に法人化したニット製品製造業者。主にセーターを製造し、1985年5月期には売上高5億8,375万円を計上していた。しかし、国内アパレル市場の縮小や海外製品流入などで売上縮小を余儀なくされ、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、2022年5月期の売上高は約4,400万円に減少。

また、2023年5月期の売上高は5,575万円に回復したが、原材料費高騰も重なって採算は厳しい状況が続いていたもので、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは138件目となる。

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