【同学初の卒業生を輩出】開志専門職大学(新潟市中央区)が卒業式、就職・進学のほか起業した学生も
開志専門職大学が3月15日、卒業式を執り行った。同大学は2020年に開学し、今年初めて卒業生を輩出する。
卒業するのは、同大学の事業創造学部59人と情報学部49人の計108人。なお、アニメ・マンガ学部は2021年開学のため、今年の卒業生はいない。
15日昼、新潟テルサ(新潟市中央区)で行われた卒業式の挨拶で、北畑隆生学長は卒業生たちへ「諸君は全員がファーストペンギンだ」と語りかけた。「4年前、まだ創設したばかりで評価も定まっていない本学を選び、入学した。しかし飛び込んだ先は、厳しい荒波だったと思う。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう時期と重なり、上級生もいない。授業も、サークルも、就職も、前例がない中でみなさんが作りあげてきた」(北畑学長)。
続けて「VUCAの時代に皆さんは就職するが、これはチャンスでもある。答えのない世界で、課題を解決する能力が必要になるからだ。本学で様々なことに取り組んできた皆さんには、それが確実に身についている。社会に出ても、自信を持ってファーストペンギンであり続けてほしい」(同)と飛び立つ学生たちの背中を押した。
式の最後には、伝統的学生歌「Gaudeamus」を合唱。卒業生たちは晴れやかな雰囲気で学生生活の最後を締めくくった。
なお、今年は求職登録者98人全員の内定が決まり、実質的な就職率は100%を達成。そのほか、同学一期生の中には起業する学生もおり、これまで4法人が設立されている。
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