新潟県上越市の村山秀幸市長が定例会見、「16歳以上64歳以下の人は年内に2回目を打ち終わるようにしたい」

上越市の村山秀幸市長

新潟県上越市の村山秀幸市長は28日、上越市役所で定例会見を開き、高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の状況や、6月補正予算案の概要などを発表した。

会見の内容は以下の通り。

 

高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の状況について

高齢者の接種状況は、接種希望のある高齢者数が6万300人で、1回目接種済が41%にあたる2万4,743人、2回目接種済が0.66%にあたる395人。今後の予定は29日、30日で約1万4,000人に接種を行う予定で、集団接種については7月25日には全員の接種が完了する予定だ。

村山市長は「16歳以上64歳以下の人は年内には2回目を打ち終わるようにしたい。16歳以上64歳以下の人たちは約10万人いる。高齢者と同じように日時を指定して行う予定だが、県が大規模接種センターを開設するとのことで、どのような関わりになるのか今後詰めていきたい」と話した。

 

6月補正予算について

6月補正予算は3億7,793万5,000円で、歳出の内訳は、農地・農業用施設災害復旧費が1億748万1,000円と最も多く、次いで、道の駅・うみてらす名立(上越市名立区)のプールや物産館の屋根の修繕工事に関わる観光施設等管理事業が5,663万9,000円、5月の市議会議員の死去に伴い、10月31日に執行予定の上越市長にあわせて実施する上越市議会議員補欠選挙費が2,238万円と続いている。予備費を含めて、12項目ある。

 

屋根雪下ろし命綱固定アンカー設置補助金の創設について

上越市では新潟県が4月から実施する「新潟県命綱固定アンカー普及促進事業を活用して、雪下ろしに起因する事故を未然に防ぐことを目的としている。命綱固定アンカーとは屋根雪下ろし時の転落を防止するために、自らの命綱を固定するために屋根上などに設置する鋼材などの設備。

補助対象は市内全域の市民などで、補助対象世帯は要援護世帯(高齢者世帯、障害者世帯、ひとり親世帯)および一般世帯となる。対象住宅は市内に住所のある人が居住するか、自己が所有する市内の住宅および車庫、倉庫など。対象工事はアンカー、転落防止柵、固定式はしごの設置。補助額は要援護世帯が10万円、一般世帯が5万円。

また、村山市長は今秋実施される上越市長選についてのコメントを記者から求められ、「私の任期は11月8日まで。9日になれば、どなたかがなるのだろう。選挙になり、市民の選択で選ばれるのが一番いい」と話した。

なお、市長選への出馬の意向を示し、5月に退任した野澤朗前副市長の空いたポストはそのままとし、他に任命しない考えを明らかにした。

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