【撮影中のエピソードも披露】新潟県三条市が舞台のドラマ「DIY!!」、キャストとスタッフによるトークイベントが開催
新潟県三条市で3月16日、同市が舞台のTVドラマ「DIY!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のキャストによるトークイベントが開催され、くれい(矢差暮礼)役の森山晃帆さん、しー(幸希心)役の菊地麻衣さん、ジョブ子(ジュリエット・クイーン・エリザベス8世)役の太田しずくさんが撮影の裏話などを語った。
ドラマ「DIY」は2023年夏に放送された作品で、同じく三条市を舞台にした同名のTVアニメ作品が原作。ドラマでは、実際に三条市内での撮影も行われた。現在も、ドラマ・アニメの劇中で登場した一ノ木戸商店街などを中心に県内外からファンが訪れる根強い人気を誇る。
今回開催したトークイベントは、三条市民と、同市のふるさと納税返礼品であるドラマ「DIY」のDVDBOXの先着申込者を対象に開催。16日午後に2回開催され、計約200人が参加した。
イベントではキャスト陣に加え、同作の吉野主監督、プロデューサーの菅原大樹氏、アニメでプロデューサーを務めた岩瀬智彦氏が登壇。
「大変だったところ」というトークテーマでは、森山さんが「工具の使い方が本当に難しくて」と振り返った。同作では、工具を使う手元の撮影も吹き替えを行わず、あえてキャスト本人が演じた。事前の練習会もあったといい、3人はその際の思い出を語り合った。また三条でのロケの際には、鉄アイスなどを求めて「みんなで販売所へ行った」という。
また「DIY」というタイトルに絡め、吉野監督は劇中に登場した学校の模型なども自作していたというエピソードを披露。「ジェリー(アニメだと『くらげさん』)も作った。中に電飾を仕込んで…」と明かした際には、キャスト陣も手作りであると知らなかったらしく、驚きの声が上がっていた。
イベントには、ふるさと納税を通じて参加した市外の作品ファンも参加していた。兵庫県から来たという男性は「アニメとドラマが終わってからも、こういったイベントがあるのはありがたい。アニメを見るまで三条市についてはあまり知らなかったが、元々持っていたアウトドア用品もよく見たら三条製で、こうした縁も知るきっかけになった」と話す。
話を聞いた人の中には、関西在住ながらも、アニメをきっかけに十回以上も三条市へ来ているというファンもいた。ドラマとアニメによって、観光の振興とシビックプライドの醸成、両方がいっそう進むことが期待される。
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