新潟県妙高市の入村明市長が定例記者会見、「65歳以上は7月中に接種完了の予定」
新潟県妙高市の入村明市長は28日、妙高市役所で定例記者会見を開き、「5月10日から65歳以上のワクチン接種を進めている。26日の時点で54.3%となり、7月中に希望者に接種を完了する予定」であるとし、「今後、市内経済回復に向けた施策を考えている」と話した。
また令和3年度補正予算や商品券発行事業について発表した。
令和3年度補正予算
令和3年度補正予算額は4億1,607万6,000円。プレミアム商品券事業が3億725万3,000円と大半を占めるが、その他は観光誘客推進事業が2,576万円、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業が2,304万9,000円、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金給付事業が2,454万8,000円となっている。
観光誘客推進事業は青山学院大学と連携し、ユニフォームに妙高市のロコを入れてもらい、
「箱根駅伝」のテレビ放送などで認知度向上を図るほか、市民ランナーの育成にも力を入れる。子育て世帯生活支援特別給付金給付事業は、ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯を支援する。児童1人当たり5万円(対象児童数460人)を7月上旬に給付する予定。
プレミアム付き商品券「妙高ささエール商品券」発行事業
妙高市は、同市の住民基本台帳に記録されている人の中で、10月31日までにマイナンバーカードの交付を受けている人(同日にまでに申請した人を含む)を対象に、プレミアム付き商品券「妙高ささエール商品券」を8月1日から11月30日まで発行する。使用期間も同期間となる。
プレミアム商品券は1冊1万円で、1万5,000円の買い物ができ、購入は1人1冊まで。7月下旬に対象者へ発送する購入引換券を販売場所へ持参のうえ購入する。販売場所は新井商工会議所、市内郵便局(簡易郵便局を除く)、道の駅あらいくびき野情報館など。
妙高市公式LINEの開始
妙高市では、LINEを活用し、市公式ホームページや市報に掲載している市政情報や災害時などの緊急情報を発信するサービスを5月から開始している。配信は12時と17時の1日2回で、市民に対する周知は6月発行の市報にQRコードを掲載する予定。登録者数は28日昼現在400人で、当面は1万人を目指す。