【燕VS三条 宿命の戦い】燕三条駅で綱引き大会、計120人以上が参加 両市の戦いは白熱の接戦に

23日12時頃、燕三条駅の1階には両市から多くの市民が集まった

株式会社ドッツアンドラインズ(新潟県三条市)は3月23日、JR燕三条駅の1階で「燕三条綱引き大会 TUG-OF-WAR -負けられない戦いがここにある-」を開催した。会場となった駅構内には両市からそれぞれ約60人の市民が参加。宿命の戦いに火花を散らした。

同イベントは、ドッツアンドラインズが運営する「Ekilab帯織」が開催した「第4回ものづくりAWARD」で受賞したアイデアを実現したもの。燕市と三条市は「犬猿の仲」として知られ、その直接対決の場となる。

一方で、同アワードの今回のテーマは「つなぐ」。大会の挨拶に立ったドッツアンドラインズの齋藤和也代表取締役は「燕と三条が綱を通じて『繋がっている』ということも大事。綱の真ん中で分かれているかもしれないが、両市は繋がっているというこの地域らしさを残して、毎年やっていきたい」と催しに込めた想いを語った。

ドッツアンドラインズの齋藤和也代表取締役

燕市側 手作りらしいうちわで応援する市民の姿も

三条市側 勝った際には「三条燕駅になるのでは?」と早速ネタにする声も

燕市側の参加者は61人、三条側は66人。5本勝負でそれぞれ30人ずつ交代で参加し、また小学生以下の子どもの数は対決ごとに人数を合わせた。

最初に練習を行い、その後、燕三条駅の本間駅長の笛を合図に勝負の火蓋が切られた。1戦目の勝者は三条、2戦目は燕…と両市ともに一歩も譲らず、最終の5戦目まで突入。2分近い粘り合いの末、三条が勝利を収めた。

燕市から参加した20歳代の男性2人組は「思った以上に三条が強くて、最後は体力負けしてしまった」と悔しげに語る。しかし「(初めてのイベントだが)楽しかった。来年はリベンジ、間違いなく燕が勝つ」と早くも次回へ向けて闘志を燃やしていた。

ドッツアンドラインズでは今回のイベントに際し、燕と三条の文字が記された金属プレートを作成。勝った三条側を上にして駅構内に展示するという。

プレートは次回まで「三条」を上にして展示する

 

【関連リンク】
EkiLab帯織 「第4回ものづくりAWARD2023-2024」

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