新潟県新発田市の市島酒造(株)が「新之助」で醸造した純米大吟醸酒「王紋 純米大吟醸 新之助」の販売を開始

市島酒造「王紋 純米大吟醸 新之助」

市島酒造株式会社(新潟県新発田市)と歌舞伎座オリジナルグッズの販売などを手がける歌舞伎座サービス株式会社(東京都中央区)は、新潟県のブランド米「新之助」で醸造した純米大吟醸酒「王紋 純米大吟醸 新之助」の販売を5月22日に開始した。

販売するのは、歌舞伎座ブランドがついた初めての純米大吟醸酒第一弾として、「王紋 純米大吟醸 新之助 500ml」(税込4,180円)、同商品が化粧箱に入った3本セット(税込1万3,750円)の2種類。東京銀座にある歌舞伎座地下2階 木挽町広場内「やぐら」において限定販売するほか、市島酒造のオンラインストア、酒蔵店舗でも販売する。

「王紋 純米大吟醸 新之助」は、本来は食べて美味しい食米として開発された新潟ブランド米「新之助」を贅沢に使い、これまで市島酒造が手がけた王紋シリーズとは一味異なる穏やかな香りや、程よい甘味とすっきりとした後味の調和が特徴的という。また歌舞伎の伝統的な化粧である「隈取(くまどり)」を模した金色の紋章を瓶に刻印しており、歌舞伎座を訪れる歌舞伎ファンをはじめ、観光客、日本酒ファンなど幅広い層に魅力的な商品となっている。

一方、新潟ブランド米「新之助」は、コシヒカリにつづく高級ブランドとして生まれ、大粒でふっくらとツヤのある炊き上がりでその豊潤な甘みとコクは多くの人から支持されているが、同米を使った日本酒はまだ市場には少なく、今後、国内需要が縮小傾向にある日本酒産業を盛り上げる商品としても期待されている。

今回の「王紋 純米大吟醸 新之助」の酒造りについて、全国技能師連合会 令和2年度の酒造部門において表彰されるなど、酒造りの技術力に定評がある市島酒造の田中杜氏は、「食べて美味しいお米には間違いないが、酒造りには向いているとは言えません。いかに新之助の旨さを引き出すか何度も研究・開発を重ね、ようやく渾身の逸品ができました。優しい風味と爽快感のある後味は、料理の邪魔にもならず和食を始め様々な料理と楽しんでいただけます」とコメントしている。

【関連リンク】
市島酒造株式会社 公式ホームページ
https://www.ichishima.jp/

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