株式会社こしじまちづくり、新潟県長岡市のJR来迎寺駅前に、飲食店やホテルが入居する越路ていしゃば交流施設「ここらて」をオープン
株式会社こしじまちづくりは26日、新潟県長岡市のJR来迎寺駅前に、飲食店やホテルが入居する越路ていしゃば交流施設「ここらて」をオープンした。
この日は、午前11時すぎのオープンと同時に地元住民らが数多く駆け付け、飲食店やパン店に行列を作っていた。
「ここらて」とは長岡地方の方言で、「ここだよ」を意味し、「越路の中心はここにある」という思いを込めたという。建物は2階建てで、土地面積は500平方メートル、建物の延べ床面積は約900平方メートル。建物への投資額は約3億3,000万円。
1階は、フードコート形式の飲食テナントや土産物販店が計5店舗入居する。しつこくない脂肪が特徴のブランド豚「越路ポーク」を使用したカレーなどを提供する「ここらって」、豆乳おからドーナツが特徴の「こしのもりカフェ」、120種類の酒が楽しめるバー「ノブシ」、自然素材にこだわったパン店「いろは」、岩塚製菓の工場直売店「里山元気ファーム」の5店舗。
また、24時間営業のコインランドリーや放課後デイサービス、司法書士法人いちえのほか、レンタルスペースも設置している。
一方、2階フロア全てを占める「ホテルココラテ」はスマートフォンで登録するなどして無人チェックインができるシステムを採用しており、県内初の導入だという。シングル11部屋(1泊6,300円税込み)、ツイン9部屋(1泊1部屋1万2,100円税込み)の全20部屋。
こしじまちづくりの小林薫代表取締役はホテルについて、「旧越路町には岩塚製菓さんを始め、石油資源開発さんなど有名企業が沢山あり、長期で仕事に来る人が多いのでひとつのターゲットにし、また、観光客も含めて需要を見込んでいる」と話した。
小林代表取締役は「高齢者や子供たちが寄れる場所として、一方では宿泊施設の観光の形で、両立していきたい。合併地域で吸収された側は中心がなくなっているが、ここでやらなかったらもうできないと数年前に会社を作った。今が正念場だ」と話した。