株式会社コロナ(新潟県三条市)が寒冷地向けFF輻射式石油暖房機「AgRatio」と「FIRNEO」の2021年モデルを発表
株式会社コロナ(新潟県三条市)は29日、寒冷地向けFF輻射式石油暖房機「AgRatio(アグレシオ)」と「FIRNEO(フィルネオ)」の2021年モデルを、7月中旬から北海道・北東北より順次発売していくことを発表した。
FF式(強制給排気)暖房機は、燃焼に必要な空気を屋外から給気し、屋外へ排気するタイプの暖房機。部屋の空気が汚れないことから定期的な換気が不要であり、高気密住宅が多い寒冷地で特に人気が高いという。
「AgRatio」は、2007年の発売から今年で15年目となる商品であり、累計販売台数は10万台を突破したコロナのFF式石油暖房機の最上位機種。想定する部屋の規模は、木造(寒冷地)で18畳、コンクリート造(寒冷地)で28畳。価格は24万6,400円(税込)で、本体色は「ロイヤルホワイト」と「ウッディゴールド」を用意する。
同機の特徴は、本体内部に大きな遠赤外線パネルを搭載していることで、これを最適な温度に暖めることで人体に最も吸収されやすい3から20ミクロンの遠赤外線を多量に輻射する機構を持ち、体の芯から温まる暖房を実現するという。
「FIRNEO」は、薄型のスタイルと節約機能が特徴となる暖房機。想定する部屋の規模は「AgRatio」と同様で、価格は22万1,100円。本体色は「シャンパンホワイト」と「グランドブラウン」の2色。
同機はストーブ前面に効率よく熱を集める独自の「遠赤外線ドーム」構造により、従来製品に比べ遠赤外線の輻射面積を約30%拡大。これにより遠赤外線輻射量を大幅に高め、エネルギー消費効率も87%に向上しているという。また、床暖房搭載モデル(31万200円)には従来機から継続して「スマート床暖」機能を搭載。床暖機能を3段階に調節することで、春先や秋口などの気候にも対応可能にしている。
また両モデルとも、操作部や表示部が誰にでも理解しやすいユニバーサルデザインを採用しているほか、「ecoサイン」により火力の変化が6段階で表示され、状況に合わせた省エネ暖房が可能となっている。