新潟県上越市で現代アート展「なおえつうみまちアート」が9月26日まで開催中

海に鉄板を並べた作品(船見公園)

現代アート展「なおえつうみまちアート」(同実行委員会主催)が新潟県上越市の直江津地区で9月26日まで開催されている。

同展は直江津地区の活性化のために上越市が今年度予算に盛り込んだ新規事業。作品を出品したアーティストは8グループで、空間演出研究所、西村優子氏、ゲルチョップ、渡辺英司氏、青田真也氏、なかよし、エルパック、松岡亮氏といった国内外で活躍する芸術家が参加した。

会場はすべて同市直江津地区で、安国寺通り特設会場、直江津屋台会館、船見公園周辺海岸会場、ライオン像のある館(旧直江津銀行)、インフォメーションセンターとなり、開場時間は午前10時から午後5時まで(船見公園会場のみ午後7時まで)となっている。入場は無料。

このうち、東京藝術大学の鈴木太朗准教授らで構成する空間演出研究所は、船見公園周辺の砂浜海岸を会場にした作品を展示している。海中にパイプを打ち込み、その上に鉄板を並べたもので、会場の担当者によると、見られる時は非常に限定されるものの、夕日の時間帯になると鉄板に夕日が反射し、きれいな風景を醸し出すという。

また、直江津屋台会館では、渡辺氏が植物図鑑や魚図鑑から切り抜いた写真やイラスト1万5,000点を配置し、海中の生命の様子を表現している。会場の担当者によると、週末には多い時で250人から300人の来場があるという。

直江津屋台会館の会場に来ていた市民は「これだけの規模で毎年続けていくのは困難かもしれないが、規模は小さくなっても続けていってほしい」と話していた。

【関連サイト】
なおえつうみまちアート

鉄板に夕日が映ることもある(船見公園)

1万5,000点が並べられている(直江津屋台会館)

図鑑から写真を切り取って配置した(直江津屋台会館)

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