吉乃川株式会社(新潟県長岡市)がプレミアムな日本酒を専用ボトルで届くサービス「カヨイ」を開始

専用ボトルのステンレスには酒蔵で一般的に使用される貯蔵タンクと同じ素材のSUS3163Lを使用している

新潟県最古の酒蔵、吉乃川株式会社(新潟県長岡市)はこのほど、清酒を専用ボトルで“おかわり”できるサービス「カヨイ」を、吉乃川公式オンラインショップで始めた。

毎月1回募集し、月末に蔵から一斉に清酒を発送する。初回申し込み締め切りは9月13日正午で、初回発送は同月24日を予定している。価格は、ステンレスボトルと清酒で1万2,000円(税・送料込)。なお9月の清酒は「2020BY 山田錦 大吟醸原酒」となっている。

プレミアムな清酒を、本体はロットナンバーが刻印されたマイボトルに詰め、酒蔵から自宅に直接届けるサービス。現在の清酒は、瓶に入ったものを購入するのが主流。だが江戸時代は「通い徳利」という容器を持ち込み、量り売りで販売するスタイルが主流で、通い徳利は酒屋と客のコミュニケーションツールにもなっていたという。今回の新サービス「カヨイ」は令和版「通い徳利」ともいえる。

毎月1回募集、月末に蔵から一斉発送し全国の客に届ける。届ける清酒は特別な1種を原則3か月ごとに切り替える。ボトルを蔵まで返送することで“おかわり(4〜5,000円)”をすることも可能だ。

なおボトルは、フルステンレスのものを長岡市の金属加工企業と連携し独自開発した。ステンレスには酒蔵で一般的に使用される貯蔵タンクと同じ素材のSUS3163Lを使用。軽量で耐久性が高く輸送に耐えられるほか、清酒の品質を保つため遮光性も十分確保できる。また鉄分の溶解や金属臭の心配もほとんどないという。

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