新潟市江南区に“魅せるカラダ”より“動けるカラダ”を目指す新しいパーソナルフィットネス「フィジオ メンテ」がオープン
新井リハ工房株式会社(新潟市江南区)は11日、「パーソナル動作・運動専科『フィジオ メンテ』」をオープンする。
代表であり理学療法士として自ら指導を行う新井馨太さんは、現在は介護保険を使った送迎付き通所型リハビリ機能訓練施設『リハネスデイ』を運営している。
さらに2006年には『リハネス研究所』を立ち上げ、より効果的な機能訓練開発を追及。以来、神経・運動・感覚相互システムの知見を収集・分析し、それらを機能訓練に役立てている。その知識を生かしたフィットネスとは、どういうものなのだろうか。新井さんに話を聞いた。
「『フィジオ メンテ』は、マシーンを使って筋肉増強や痩身などを目的にトレーニングをする、一般的にイメージされるフィットネスジムではありません。本来運動とは、身を守る、食物を得る、農耕をするなどのために長い時間をかけて得てきたもので、脳が運動を決め、動作感覚で筋肉の修正変更が起きるという仕組みがあります。動作感覚とは、筋肉や腱などの中にセンサーが組み込まれていて、動くと同時にその情報を脊髄や脳に伝えているというイメージです。もっと簡単に言うと、感覚情報を上手に神経に伝え、運動をコントロールしていくことが『フィジオ メンテ』の大きな柱の一つになります」。
実際に新井さんが、記者の体を使って説明してくれた。座った状態で両手を肩の高さまで上げ“前へならえ”のポーズをする。その腕を早く上げ下ろしすると、動かしているのは腕なのに腹部に力が入っていることが分かる。つまり、腕をスムーズに動かすためには腕の筋力だけを鍛えるのではないということだ。
「強風に倒されないようにバランスを取ったり、駆け出す時に自分の体重や加速に適した力を出すなど、人間の能力は優れています。人体の仕組みを熟知する私たちが、約400個ある人間の筋肉を上手に使い、持っている力を引き出すお手伝いをさせていただきます」(新井さん)。新井さんの長年にわたる研究をもとに、メンテナンスしながら動ける体を作っていくという。
今までにないフィットネスの形になるが、年齢を問わず利用できるという。
「将来、介護状態にならず動ける身体でいたい方、体の不調が理由で運動から遠のいている方、健康を維持しながら身体パフォーマンスを向上させたい方、さらに競技別対応などはできませんが、現状から大きく身体パフォーマンスを向上させたい方など、性別年齢問わずご利用いただけます」と新井さん。特に男性ホルモンが減少し筋力が急激に落ちる50代半ばのミドル世代にもおすすめしたいとのことだ。
1回無料の体験や見学(要予約)で、身体の不思議を実感することができる。
入会後は一人ひとりの体の状態に合わせたプログラムを作成し、まずは10回コースで運動感覚の“コツの基礎”を学んでいく。腰痛などで悩んでいる人は、それに配慮した動き方を練習できるというのもうれしい。立ち姿の美しさが印象的な62歳の新井さんのように、将来健康なシニア世代を過ごしたい人は一度体験してみてはいかがだろうか。
インストラクターは全員ワクチン接種済みで、十分な換気や飛沫対策などの感染症対策も万全だ。“魅せるカラダ”より“動けるカラダ”を目指す、今までにないフィットネス。仕事帰りに身体のメンテナンスがてら利用してみたい。
(文・太田広美)
【パーソナル動作・運動専科 フィジオ メンテ】
webサイト
電話:025-282-5539
住所:新潟県新潟市江南区祖父興野75-1(リハネスデイ、ひら麺と珈琲Ojigo 敷地内)
利用料金:入会金27,500円、導入10回コース66,000円(1回50分×10回) など
※10月31日までの入会で年会費11,000円引き
【グーグルマップ パーソナル動作・運動専科 フィジオ メンテ(ひら麺と珈琲Ojigo 敷地内)】