株式会社アロマビットが長岡造形大学(新潟県長岡市)と山形大学との共同研究により、「ニオイ可視化センサー」を搭載したコンセプトモデルを開発
株式会社アロマビット(東京都中央区)、長岡造形大学(新潟県長岡市)、山形大学(山形県山形市)の3者は19日、「ニオイ可視化センサーをテーマとした最先端工業デザインとものづくりプロセス」に関する共同研究結果として、コンセプトモデル「AROMAROID」の開発を発表した。
アロマビットは、小型ニオイセンサーを主体とする電子機器・システムの開発と製造販売、また、同センサーを用いた製品とニオイサービスも手がける企業。
同共同研究では、アロマビットが提供した「ニオイ可視化センサー」のテーマに基づいた工業デザインを、長岡造形大学プロダクトデザイン学科の増田譲教授が担当。この製品デザインを基に、山形大学が先端成形加工技術によるプロトタイプを製造した。
特徴的な造形のブルーの透明カバーは、見えない匂いを表現したもので、3Dプリンティングを最大限に活かすために、コンピュータプログラムによってデザインを生成する「Generative Design(生成的デザイン)」を採用。金型成型では作り得ない、複雑かつ優美で、抽象彫刻のように鑑賞に耐えうる造形を持った製品を目指したという。
コンセプトモデル「AROMAROID」は、ニオイ可視化センサーと照明・Bluetoothスピーカーを組み合わせることで、空気中の匂いをセンシングし、照明機能と音楽、音声などで空気中の状態を知らせる機能を持ち、商業施設や自宅など場所を問わずご利用可能。アロマビットは同コンセプトモデルにて、匂いに関わる新しいサービスの形を提案していく。
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