新潟市南区の商店街の空き家を活用したリラクゼーションスペース「Sow-an」が正式オープン
空き家をリノベーションし、コワーキングスペースなどに活用しているデザイン会社、有限会社アートプロポーション(新潟市南区)は1日、同社3軒目となるリラクゼーションスペース「Sow-an」を正式オープンした。
アートプロポーションは、2020年10月に最初のリノベーションとして南区の商店街でコワーキングスペース「SOW」をオープン。テレワークに使える個人席やテーブルが設備されているほか、本格的な厨房設備も備えており、飲食店開業予定の人のチャレンジショップとしても活用されている。
2021年5月には「SOW」隣の空き家にて、2軒目となるクラフトスペース「SOW-CRAFT」をオープンした。一般的な工具や、インパクトドライバーなどの電動工具、釘やネジなどの部材、木の廃材などが用意されており、大人も子供も気軽にDIYを楽しむことができるという。
そして3軒目となる「Sow-an」は、マッサージサービスやネイルサロンなど、リラクゼーションスペースとして貸し切りで利用できる施設。土日は一般の利用、月曜から金曜日まではサービス事業者に対してのレンタルを行う。
コロナ禍において1年間で3軒の空き家を「地域住民が立ち寄れる集いの場」として新たなスペースに蘇らせた、アートプロポーション。
同社の原達明代表取締役は「年々空き家が増えている地域であっても、継続的な事業を可能にして、さらに地域活性化に貢献していきたい。来店されるお客様が交流を図る事で、新たなお仕事や地域再生のヒントが生まれる可能性が高くなる」と話した。
また今後の展望として「同じ問題を抱えている他の地域にも、この事業を拡げていきたい」(原代表)と語った。
【グーグルマップ 「SOW」】