東北電力ネットワーク株式会社が東北6県と新潟県の無線鉄塔を題材にしたカードを配布開始
東北電力ネットワーク株式会社(宮城県仙台市)は東北電力グループ70周年記念事業の一環として5日から、東北6県と新潟県に立つ無線鉄塔を題材にした「無線鉄塔カード」の配布を開始する。電力保安通信におけるマイクロ波無線の役割について啓発することも目的としており、また一般送配電事業者が無線鉄塔を題材としたカードを制作するのは今回が初めてとなる。
東北電力ネットワークの前身である東北電力は1953年、仙台-会津若松間で、国内初の無人中継局を有する電力保安通信用マイクロ波無線回線の運用を開始。マイクロ波無線は戦後の電力安定供給に大きく貢献し、現在も災害に強い通信方式として電力の安定供給の一翼を担っているという。
今回は、同社事業所上に設置している7基のマイクロ波無線鉄塔を選び、7枚のカードを制作。カードの表面には鉄塔の写真、裏面には設備情報を記載し、7枚を1セットとして配布する。
なお、新潟支社(新潟市中央区)に立っている無線鉄塔は1972年竣工。同社コロナ禍においては、新潟県の「注意報」や「警報」などに対応してライトアップを変更していたほか、青のライトアップで医療従事者への感謝も表現した。
「無線鉄塔カード」は東北6県と新潟県で合計1,000セットを配布(配布内容は全箇所同一)。県内では新潟支社の受付で配布するほか、今後のイベントなどでの配布も検討するという。配布期間は3月31日までだが、なくなり次第終了となる。
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