樽ヶ橋遊園(新潟県胎内市)が動物舎などの大規模改修を終えグランドオープン
25種類の動物を飼育する小動物園と大型遊具などを設置するファミリー向け施設、樽ヶ橋遊園(新潟県胎内市)が1日、大規模改修を終えてグランドオープンした。
樽ヶ橋遊園は旧・黒川村の時代から存在し、現在は胎内市直営。奥胎内の山々や川を望む面積約4万5,000平方メートルの敷地に、動物たちと触れ合えるスペースと遊園設備が同居しており、公式サイトでも「小動物園とアトラクションが一体となった遊園地」を謳う。
施設内の改修は2020年度(改修施設の供用開始は2021年度4月から)にも実施しており、前回は全天候型の「動物ふれあい舎」やキッズスペース、受付ラウンジなどが新設。今回は、フラミンゴや鶏などの飼育舎の一部を新しくして改修事業の全行程を完了させた。
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今回の改修事業で新しくなった鳥舎に住むオオフラミンゴ
園内で飼育する動物は25種・約100匹。ウサギやフェレットなど児童も気軽に触れ合える小動物から、オオフラミンゴやアルパカなど、大型の動物園が存在しない県内では少し珍しい動物まで間近に見学できる。オープン初日となる1日には、300人ほどの利用者が訪れた。
胎内市商工観光課観光振興係の比企寛一主任は「県内には大規模な動物園がなく、当園ほど様々な動物と触れ合えるのは県内ではほぼ唯一だと思うので、これからもその点を前面に押し出していきたい。現在は、コロナ禍で県外旅行を憚られる状況。動物と触れ合えて、アトラクションもあり、『密』も避けられる屋外型なので、(春休みシーズン以外にも)ゴールデンウィークやお盆にぜひ利用いただければ」と話す。
なお2021年度は改修の効果に加え、感染症禍による県内旅行者の需要増加もあり、年度別入園者数は前年度(3万5,498人)の2倍以上となる7万4,789人と伸びを見せた。利用者は胎内市や近隣の新発田市だけでなく、新潟市からも多い。周辺には道の駅や仏閣なども揃い、改修事業を終えた2022年度も近隣と合わせて市内観光での活躍が期待される。
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園内のメリーゴーランド
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樽ヶ橋遊園
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アルパカ
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アルパカ
【関連リンク】
樽ヶ橋遊園 webサイト
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