妙高高原ビジターセンター(新潟県妙高市)が妙高山を見上げるいもり池の前に新規オープン

妙高高原ビジターセンター

株式会社サヴィーコレクティブ(東京都千代田区)の100%子会社サヴィー妙高合同会社(新潟県妙高市)が1日、妙高市から指定管理者の指定を受け、妙高高原ビジターセンターの運営を1日より開始したと発表した。

サヴィーコレクティブは2019年から、LIME RESORT MYOKO(ライムリゾート妙高)も運営しており、今回ビジターセンターを新たに運営することにより、ビジョンである「滞在型キュレーター」として地域全体を面で捉え、妙高高原の魅力を発信していくという。

2020年春から新築工事が進められていた妙高高原ビジターセンターは、長野県と新潟県にまたがる妙高戸隠連山国立公園に位置する。施設は木造平屋建て、建物の広さは前ビジターセンターの2倍以上の840平方メートル。

妙高高原ビジターセンターは「ジオスケールな妙高の日常を体験する」をコンセプトに、妙高戸隠連山国立公園の魅力である豪雪に関連した自然や文化等の展示コーナーを始め、ツアーデスク、カフェやショップ、工作室、Wifiを完備したワーケーションコーナーや暖炉を囲んだラウンジエリアを備えている。

雪のトンネルを抜けると妙高高原戸隠連山国立公園の自然と文化等の展示コーナー

MYOKO COFFEE(新潟県妙高市)が運営するカフェ

また妙高高原ビジターセンターは、「妙高を愛するさまざまな事業者や関係者の人たちと協働で運営していきたい」という想いから、共和集団を意味する「妙高リパブリック」と称して運営していく。ロゴは妙高山がいもり池に映る姿を現したものであり、事業者や関係者が手を携えて作る輪を表現している。今後ロゴは、ビジターセンターに関わる人たちの象徴として、また妙高高原ビジターセンターを訪れる人たちの思い出に残るロゴグッズに展開していく。

なお妙高高原ビジターセンターは、SDGsの観点から常に「環境」「社会」「経済」の三側面に配慮し、日本で初めて「自動販売機を置かない」ビジターセンターとなり(サヴィー妙高合同会社調べ)、極力プラスチックを使わない、ゴミを出さない工夫をするだけでなく、国立公園へ向かうビジターにもゴミを拾ってきてもらうなど、ツアーを通じた啓蒙活動も実施する。

また、周辺観光案内に必要な情報を必要な人に的確に届けることで、可能な限り紙情報を配らないよう、従来の紙を使った案内から脱却する工夫をしていくという。飲料水は水道直結型ウォーターサーバーで対応し、持ち歩き用オリジナルマイボトルをショップで購入可能にすることでもSDGsの啓蒙を図る。

妙高高原ビジターセンターの館長には、地元妙高市出身の松井茂氏が就任する。「こどもちゃれんじ」編集部、「backside」「山と溪谷」「ROCK&SNOW」編集部副編集長など出版社勤務をする傍ら、社会人山岳会で沢登り、クライミング、山ボードの経験を積んできた。また地元妙高にある国際自然環境アウトドア専門学校で多くの山岳ガイドの育成に従事している。

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