株式会社ブガンダ(東京都)がロッテアライリゾート(新潟県妙高市)と連携し、タイムシェアサービス「Resort Workation(リゾートワーケーション)」ベータ版をリリース
株式会社ブガンダ(東京都)は13日、テレワーク普及率の向上に伴い、格安でワーケーションを楽しめるタイムシェアサービス「Resort Workation(リゾートワーケーション)」のベータ版をリリースし、検証すると発表した。
「Resort Workation」ベータ版のテスト中は、ラグジュアリースキーリゾート「ロッテアライリゾート」と業務提携し、手頃な価格でスーペリアツインルームやデラックスツインルームに宿泊できる会員権を提供する。10月1日から11月27日の期間中、57泊分を提供。初期費用は会員権購入費用の2,000円で、1部屋1泊8,000円。2人まで利用可能で、原則として予約は2泊3日以上宿泊する人から受付する。5月28日より予約を開始する予定。
コロナ禍によってテレワークが普及し、仕事をしながら旅行を楽しむワーケーションという働き方の需要が急増した。ワーケーションの普及に伴い、タイムシェアの市場は拡大しており、注目される一方で、コストの高さや一度購入したら返金されないリスクや、低価格帯のタイムシェアは宿泊可能な施設のバラエティーが少ないなどのデメリットが挙げられる。
この度、ブガンダがリリースする「Resort Workation」は、全国各地の様々なオフシーズン中の宿泊施設をタイムシェアできる会員権およびトークン(NFT)を販売し、低価格・低リスクのタイムシェアを実現する。また、オフシーズン中のタイムシェアに特化することで、宿泊施設の稼働率向上につなげ、地域活性化にも貢献するというものだ。
連携するロッテアライリゾートは、新潟県妙高市に位置し、ホテル・スキー場・アクティビティを兼ねそなえたラグジュアリースキーリゾート。ウィンターシーズン中はスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツや温泉が楽しめる他、グリーンシーズン中も敷地内の国内最大級のツリーアドベンチャーやジップライン・ボルダリング、ゴンドラでの観光を楽しめる複合リゾート施設。ホテル内は、Wi-Fi環境が整っており、ビジネスセンターやライブラリィーなどの施設はワーケーションに最適。さらに付近には、スノーモンキーで人気の地獄谷野猿公苑、桜の名所高田城址公園、風光明媚な野尻湖などの観光地が点在している。
Resort Workationベータ版では、ロッテアライリゾートと連携して、グリーンシーズン中のロッテアライリゾートに格安で宿泊予約ができるプラットフォームを提供する。今後は、ウィンターシーズンにおけるResort Workationの実施も検討しているという。
このサービス開発については、ワーケーションの市場規模の拡大が背景にあるという。旅行業界の市場規模は22兆1,468億円、ワーケーションの市場規模は777億円。矢野経済研究所(東京都)によると、2025年には、ワーケーションの市場規模は3,622億円に拡大すると予想されており、今後新しい仕事のスタイルとして広がっていくことが見込まれる。