日本料理店西堀かいの(新潟市中央区)が米粉のシフォンケーキを自動販売機で発売開始、米粉シフォンケーキの自動販売機は新潟県内初
新潟市古町地区で日本料理店を営む西堀かいの(新潟市中央区)は15日、自動販売機で米粉シフォンケーキ「西堀シフォン」の発売を開始した。コロナ禍の影響による来店客減少をきっかけに立ち上げた新事業で、「西堀かいの」の會野ゆかり女将が、以前から趣味で作っていたシフォンケーキを商品化することを考案した。米粉シフォンケーキの自動販売機は新潟県内初の設置になるという。
西堀シフォンは、新潟県を代表する食材の使用にこだわり、新潟県産の米粉や米油、卵だけでなく、佐渡の酒蔵・有限会社加藤酒造店(新潟県佐渡市)で使用されている麹で作る自家製甘酒を使用。また製造には、「西堀かいの」の松花堂弁当の厚焼き玉子を作る際に大量に余っていた卵白を使用している。このため、食品ロスの削減にも繋がるという。また自動販売機は、コロナ禍において非接触での販売できるメリットも大きい。
くろさき茶豆や村上茶を原材料とした商品のほか、季節のフルーツや野菜などでつくる「女将のきまぐれ」など5種類を販売している。販売価格は2個入りで500円から。4種類(4個)が入ったアソートは1,000円となる。
一方、食材に新潟県特産品を選んだ背景には、コロナの影響によってこれまで取引していた農家や酒蔵・酒店への発注が激減したことがあり、シフォンケーキの商品化で、これまで関わってきた業者にも貢献できると見ている。
なお、米粉シフォンケーキは自動販売機内で冷凍保存され、取り出した後常温で10分ほど自然解凍するとフワフワの状態の米粉シフォンケーキが楽しめるそうだ。
自動販売機は、新潟市西区鳥原235に設置されている(下に地図を掲載)。
會野ゆかり女将は、「余計なものは入っていないので、子どもでも食べられる。気軽に召し上がっていただきたい」と話していた。
【自動販売機設置場所】