株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)が「白まいたけ新菌」の開発・量産化に成功、8月から「新・白まいたけ」として出荷開始
株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)は24日、かねてより開発していた「白まいたけ新菌」の開発・量産化に成功し、8月から現行商品からの完全切替を行い「新・白まいたけ」として出荷開始すると発表した。白まいたけ新菌は、現在発売中の「雪国まいたけ極(きわみ)」の菌をベースにしており、「雪国まいたけ極」の持つ栄養分のほか、食感や味を継承した雪国まいたけ独自の品種だ。
雪国まいたけによると、雪国まいたけはこれまでも国内で唯一白まいたけ(商品名は「雅」、現行の菌)の大規模大量生産を行っていたが、デリケートな性質のため栽培が難しく、安定生産にはまだ多くの高いハードルが存在していたという。
この白まいたけを、「雪国まいたけ極」の発売(2015年8月)直後から菌株の育成を開始し、約6年の開発期間を経て、高品質で安定生産できる新菌の開発に成功した。なお、「新・白まいたけ」開発のベースとなった「雪国まいたけ極」は、雪国まいたけが20年をかけて開発した同社初のオリジナルまいたけ菌で、発売以来の主力商品となっている。
雪国まいたけは、今後より多くの「新・白まいたけ」を生産・流通し、すまし汁やホワイトソース系の料理など、まいたけの食文化に更に拡がりを持たせる事が出来ると期待しているという。また、この新菌を用いた「新・白まいたけ」への切り替えにより、今期において前年以上の増産を見込んでいる。
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