ソーラーシェアリングは新潟県上越市第1号、上越市にブルーベリー農園「観光農園たいようのめぐみ」が今月下旬にグランドオープン予定
新潟県上越市にブルーベリー農園「観光農園たいようのめぐみ」が今月下旬にグランドオープンする予定だ。現在、プレオープン中。鈴木めぐみ園長によると、ソーラーパネルの下で農業をするソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)は上越市内第1号だという。
場所は新潟県上越市大字岡崎新田226番地の南側農地(1,200平方メートル)で、通常の営業期間はブルーベリー収穫時の7月から8月までの各週末となる。
鈴木園長によると、農業初心者でも比較的栽培がしやすいブルーベリーに着目したという。上越市内では珍しい養液栽培によるブルーベリー農園で、植木鉢約200個を栽培している。養液栽培とは、水やりや栄養をタイマーにて鉢植えに繋がっているチューブで自動的に滴下して行うもの。収穫したブルーベリーは、上越市にあるJAえちご上越が運営する直売所「あるるん畑」に出荷している。
また、防草シートを敷いているので靴に土が付く心配もないほか、夏の暑い日でもソーラーパネルの日陰で休憩しながら摘み取りできる。ソーラーパネルの発電は、すべて東北電力株式会社(仙台市)に売電している。
一方、SDGsとして、農福連携の取り組みも行っており、近隣の福祉施設の利用者が草取りや摘み取りなどの農園管理を協力している。
入園料は、食べ放題、持ち帰り用のパック付きで大人1,000円などとなっている。なお、駐車場も数台分あり、洋式トイレと手洗い場を農園隣にある。
鈴木園長は「国の方でも再生可能エネルギー化を推進しており、ソーラー発電だけでなく、有効利用してその下でできることもある。今後はソーラーシェアリングを増やしていけたらいい」と話していた。