新潟県上越市の上越科学館が肉食恐竜がテーマの企画展「恐竜展2022」を開催中
新潟県上越市の上越科学館は8月28日まで、肉食恐竜がテーマの企画展「恐竜展2022」を上越科学館エントランスロビーで開催している。
今回の恐竜展の目玉は、最新研究に基づき、2018年アメリカで完成・公開された肉食恐竜のユタラプトルの全身骨格だ。これまで、ユタラプトルの化石は全身のごく一部しか見つかっておらず、過去に公表された全身骨格は多くを想像で補ったものだった。全長は4.5メートル、高さは2メートルある。
上越科学館によると、従来の華奢なイメージを払しょくする力強フォルムは、まさに映画「ジェラシックパーク」で描かれていた「ラプトル」のイメージそのままだという。
また、2階常設コーナーでは、動き、叫ぶティラノザウルス型のロボット、TーRex「ティラノ」が子どもたちの人気を集めていた。
上越科学館の永井克行館長は「ユタラプトルは全身骨格が展示されているのは国内でもあまりないので、見てもらいたい。また、普通は化石で出てくるのは一部しかないので、足りない骨格は推定で補うのだが、ここに展示されているガリミムスは化石のままのものだ」と話していた。