ワイナリーが作るビール、株式会社カーブドッチ(新潟市西蒲区)がクラフトビールの新ブランド「CAVE D’OCCI BREWING(カーブドッチブルーイング)」を新発売
株式会社カーブドッチ(新潟市西蒲区)はこのほど、クラフトビールの新ブランド「CAVE D’OCCI BREWING(カーブドッチブルーイング)」を新発売した。
新潟市にあるワイナリー「カーブドッチ」は、 敷地内にレストランやカフェ、宿泊施設、温泉施設などがある滞在型のワイナリーリゾート。ワインを造りはじめて30年のカーブドッチだが、2002年より敷地内にあるレストラン薪小屋にてビール造りも行ってきた。
今年、これまでカーブドッチのワイン造りに携わってきた27歳の若手ワイン醸造家が「ワイナリーらしいビール」をテーマに、ワイナリーならではのビール造りに挑戦した。クラフトビールのリブランディングを行い、新ブランド「CAVE D’OCCI BREWING」をリリースすることとなった。
醸造家の草野竜征(りゅうせい)氏は、2019年にワイン醸造研修生としてカーブドッチに入社。ぶどう栽培とワイン醸造を担当し、2020年から毎年自身が醸造から販売までプロデュースしたワインを販売する。今年からワイン造りの傍らビール醸造責任者としてビールの製造を行う。
新発売のビールは、ワインのように華やかな香りと軽やかさが特徴。「Pale Ale」(ペールエール・価格792円税込)はホップをたっぷりと使い、白ぶどうのような華やかな香りに仕上げた。果実の風味があり余韻が長く、食事と一緒に楽しむことができる。夏限定の「Beach Flags」(ビーチフラッグス・価格792円税込)は暑い夏に体を潤すような、ドライで爽やかな飲みくちに仕上げた。
今後、定番品や季節限定品ともにさらにラインナップを増やしていく予定で、今後はワイン造りで出たぶどうの搾りかすを利用したり、ワインを熟成させるためにつかったフレンチオーク樽でビールを熟成させたりと、さらにワイナリーならではのビールをリリースしていく。
カーブドッチは1992年設立の会社で、敷地内にはワイナリーや温泉施設、レストラン、カフェ、マルシェ、宿泊施設などがあり、ワイナリーリゾートとして県内外から多くの利用者が訪れている。