小川未明文学賞大賞作品の「カステラアパートのざらめさん」(作者・島村木綿子氏)が刊行

ジュニア文学館 カステラアパートのざらめさん(プレスリリース資料より)

株式会社学研ホールディングス(東京都)のグループ会社である株式会社Gakken(東京都)はこのほど、 第30回小川未明文学賞大賞受賞作品「ジュニア文学館 カステラアパートのざらめさん」を発売した。

550点を超える応募作から小川未明文学賞大賞に選ばれた「カステラアパートのざらめさん」は、作者・島村木綿子氏による作品。小川未明文学賞大賞は、「日本児童文学の父」とよばれる作家、小川未明氏の精神を受け継ぐ児童文学賞で、大賞を受賞した同作品が書籍化した。

「カステラアパートのざらめさん」は、主人公のこのみと、アパートの住人、そして不思議な大家さんとの交流を描いたファンタジー作品。身近で起こる、ちょっと不思議な出来事を題材とし、親近感を持ちながらも、その延長にあるドキドキを楽しめる。

島村氏が「たとえ血がつながっていなくても、人間じゃなくても、自分を大切に思ってくれる誰かが身近にいる、と感じとってほしい」という思いを込めて書いた作品だ。

小川未明文学賞選考委員で直木賞作家の中島京子氏は、「タイトルも内容も面白い。完成度が高く、オリジナリティもある。楽しんで読んだ、好きな作品」と選評する。

小川未明文学賞は、「赤いろうそくと人魚」などの名作を生み、子どもや弱い立場にある人に希望を届けるために1,200編以上の童話を書いた新潟県上越市生まれの作家・小川未明の精神を受け継ぎ、1991年に創設された文学賞。

「ジュニア文学館 カステラアパートのざらめさん」は、定価1,540円(税込)で、学研出版サイトや各種ネット書店で購入することができる。

ジュニア文学館 カステラアパートのざらめさん(プレスリリース資料より)

ジュニア文学館 カステラアパートのざらめさん(プレスリリース資料より)

この記事はプレスリリースを元に作成しています。

 

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【関連サイト】
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