新潟市中央区にリノベーション住宅のモデルハウスが公開
坂井建設株式会社(新潟県長岡市)は3月よりリフォームとリノベーション専門店「ディティール・リノベ」の運営を開始し、20日には新潟市中央区へリノベーション住宅の展示場を公開した。
新潟市中央区京王の住宅街に位置する「まちかど戸建てリノベーション展示場」は、空き家となった住宅を現代風に作り変えたモデルハウス。「普遍的なデザインで100年先を見据えた」というモダンな外観や、木の色味を活かした内観のほか、急だった階段の傾斜を緩めるなど利便性にも配慮。また同モデルハウスでは、あえて減築することで駐車スペースを確保するなどの提案もされている。
現在、全国の空き家は約846万戸と、総住宅数の13.6%を占め過去最高となっている。ディティール・リノベはこうした空き家を、坂井建設で培った集合住宅や店舗リフォームの知見も活かしながら顧客へ上質な暮らしを提案していくという。
ディティール・リノベ担当者は「『思い入れのある自宅をできるだけ残しながら現代風に作り変えたい』という人からの要望が多いが、近年は住宅価格を抑えるために、先に空き家を購入して、それから弊社へリノベーションを注文する人も増えている。リフォームの場合、新築と比較して3分の2から4分の3程度の価格に抑えることができるのが魅力」と話す。
「まちかど戸建てリノベーション展示場」は20日午後にはすでに見学の予約が入っており、住宅購入希望者の既存住宅の価値や有用性への関心の高まりが伺える。同社は今後、インターネット上でのPRも含めて展開を進めていくようだ。