新潟県十日町市で縄文の歴史を味わう「十日町縄文ツアーズ」が開催
一般社団法人十日町市観光協会(新潟県十日町市)は18日、「芸術の根源を縄文にさかのぼって感じる」ことをテーマにした「十日町縄文ツアーズ~笹山遺跡ミニツアーと土器鍋~」を開催する。ツアーでは、国宝・火焔型土器出土の地である笹山遺跡を中心に、芸術と文化の源流である縄文の歴史を辿る。
新潟県十日町市は、国宝・火焔型土器を始めとし、織物、そして現代アートの祭典「大地の芸術祭」で知られる芸術文化の色濃い土地。冬には2メートル以上の積雪により、真っ白で柔らかな曲線に包まれた世界となる。十日町市観光協会では発表資料の中で「本ツアーを通じ、芸術文化が自然を背景とした地域の衣食住と密接であり、その始まりが『縄文』にこそあるということを実感していただければ」とコメントしている。
ツアーでは、遺跡に復元設置されている竪穴住居内に、このツアーのために縄文時代の室内調度品を設置し、住まいの空間を再現。ここで国宝・火焔型土器を精巧に再現した土器を使って調理実演する。また、新築移転して2020年6月に開館した十日町市博物館も巡る。3つある常設展示室のひとつ「縄文時代と火焔型土器のクニ」を、学芸員の特別解説付きで観覧できるという。
料金は、全国旅行支援適用で1万400円(税込)。通常は1万3,000円となる。定員は14人、最少催行人数は8人。申し込みと詳しい日程などについては、下記のサイトを参照。
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