上信越高原国立公園の谷川地域に谷川岳インフォメーションセンターがオープン

谷川岳ロープウェー グーグルマップ ストリートビューより

新潟、群馬、長野の県境にまたがる上信越高原国立公園の、谷川地域で環境省が整備を進めてきた「谷川岳インフォメーションセンター」が完成し、5月22日にオープンする。谷川岳エコツーリズム推進協議会が運営し、環境省信越自然環境事務所、みなかみ町が施設保守を担う。

上信越高原国立公園やみなかみユネスコエコパークに指定されている谷川地域では、豊かな自然を活用した「谷川岳エコツーリズム」の取り組みが進められている。魅力的な自然への入り口として多様な情報提供の充実やエコツーリズム利用の推進を図るため、谷川岳駐車場にインフォメーションセンターの整備が進められてきた。

施設は木造平屋建てで建築面積507㎡、延床面積426㎡。施設内には、谷川岳周辺の地形・地質、そこでみられる高原植物や昆虫などの動植物、人とのかかわりなどの展示パネルや、立体地形模型に谷川岳の四季の様子や登山ルートを投影したプロジェクションマッピング、ドーム型スクリーンの映像により様々な自然体験アクティビティを疑似体験できるバーチャル・リアリティ(VR)などがある展示室、イベントや講演会などに使用できる多目的室、案内カウンターや薪ストーブとともにゆっくりくつろぐことのできるホールなどを整備した。

カーボンニュートラル対策として、太陽光発電3.4kW、リチウムイオン蓄電池5.6kWh、EVスタンド1台が設置され、電力の調達は再生可能エネルギーの比率が100%だ。所在地は群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽字湯吹山地内で、開館日は通年(年末年始など休館日あり)、開館時間は9時~16時(11月下旬~5月下旬は10時~15時)。

今後、写真展などの特別企画展示やエコツーリズム活動プログラム(自然観察会)などのイベントを予定しており、エコツーリズム推進や環境学習、登山情報の提供など様々な活用と、訪れる人々に谷川地域の魅力を発信することが期待される。

 

【グーグルマップ 上信越高原国立公園】

【グーグルマップ 「谷川岳インフォメーションセンター」】

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