三条中央商店街(新潟県三条市)が創業100年のむさしや菓子店と「ボンボンショコラ」を30日に販売開始、地域おこし協力隊コラボ企画第一弾
三条市中央商店街にある喫茶店を併設する本屋「SANJO PUBLISHING」を拠点に活動する地域おこし協力隊(Next Commons Lab 三条)は、同商店街にあるむさしや菓子店とボンボンショコラを開発し、30日11時より販売を開始する。
価格は200円(税込)。味は木いちごジャムとガナッシュ・プラリネ・柚子・ヘネシーなど6種類。4月30日から6月28日までの販売を予定している。
この企画は、SANJYO PUBLISHINGが考える喫茶店のコンセプト「懐かしい味、今食べるとおいしい」という価値観の再定義と、むさしや菓子店の後継者である牧野浩久さんの「今まで続いたことを残し、あたらしいものをつくる」という理念が合致し、 Next Commons Lab 三条発案のもと、開発と販売が実現した。
SANJYO PUBLISHINGは4月から喫茶店ならではのメロンソーダやナポリタンなどレトロなメニューの提供を開始している。
むさし屋菓子店は2021年に創業100年目を迎える和洋菓子店。洋菓子部門の牧野浩久さんは、長く続く実家を残すためにと、高校卒業後、東京で10年間生菓子や焼き菓子を修行。さらなる研磨を積むため、単身フランスのロレーヌ地方へ渡仏。ショコラトリーで修行していたという。
むさしや菓子店では、和菓子と洋菓子が同じ製造所でつくられており、代々家系で受け継がれてきた和菓子の技と知識、その隣で牧野さん自身が現地で学び、身につけてきた洋菓子の技が披露される空間が広がっている。「今まで続いてきたものを大切にしつつ、新しいものをつくる」 そう心に決め、牧野さんは洋菓子づくりに励んでいるという。