「国力は全て食から」 MFC 合同会社金融・健康・食に関する総合アドバイザー 新潟未来の子供を守る会 こんみよし
乳価格キロ10円上げても30円の赤字。そんな状態に陥ってる乳牛を扱っている畜産農家の現状をみなさんご存じでしょうか。
2023年8月にあと10円引き上げられることになりましたが、それでも10円は赤字が残る現状となります。畜産農 家に強いられている政府からの指示で乳牛の減産に追いやられており9割が赤字経営となっております。 そもそも、今まで赤字経営だった分を解消できるだけのことをしなければ国内の生産者が営業続けるには無理があ るのだと思います。その分政府は義務でもないのに乳製品に関して輸入満額を入れている状況です。15万円払うから減産しろと政府が示していますが、輸入量を単に減らせばいいだけの話だと思います。
輸入に関しては、アメリカから輸入されている牛肉は狂牛病の検査もしていない、オーストラリアに至ってはヨー ロッパは規制が厳しいためそちらに輸出できない牛肉が輸入させられているのです。
EU はホルモン禁止としているため、オーストラリア産で EU に輸出できない肉は日本に入っています。日本は国 内生産でのホルモン剤は規制しているものの、輸入では禁止していないため日本に入ってきています。 アメリカでは健康のため、エストロゲン禁止ホルモンフリーの肉をアメリカ人は食べるようになってきました。し かし、まだホルモン剤が入っている肉を生産しているため行き場のない肉の売り先が日本になっています。 輸入小麦に関しては危ない除草剤が検出されます。小麦は遺伝子組み換えにはしていなのですが、収穫期に雨が降 ると商品にならなくなるので、グリホサートの除草剤をかけて枯らして天候にかかわらず収穫できるようにしてい ます。更に、輸出するときにイマザリルと防カビ材をかけているのだそうです。その結果、オーストラリア人やア メリカ人が食べないものを日本人が食べているということになります。
日本はアメリカのトウモロコシと大豆を輸入に依存しています。なので、世界一遺伝子組み換えとグリホサートにさらされている国であるということを知ることが大切だと思います。そこから国内生産の増強を図らないと私たちの健康を守ることはできないのではないでしょうか。
最初の畜産農家に戻りますが、食料の安全確保と全畜産農家には補填が必要です。鈴木宣弘東京大学教授は「全 酪農家に生乳 10円補填する費用は750億円 (1 頭当たり乳量を 1 万キロとすると10万円/1 頭)」とおっしゃって おります。 今回コロナで使った費用が100兆円以上にもなります。岸田首相が海外にばらまいているお金約28兆2500億円と、そんなお金があるならこちらに回せばいいだけではないでしょうか。
コロナ禍で輸入が滞った時に皆さん実感したと思いますが、自国生産、もしくは各地域での食料自給率 100%以 上にすることこそが大切と思っています。畜産農家や農業従事者、タネを守るという事は、日本の農業を守る事に なり、それはこの国の食の安全と安心を守る事に他ならないのではないでしょうか。そしてそれはこの国と、子ど もたちの未来を守るという事に他なりません。私たちは後戻り出来ない場所まで来ていると思います。 子供たちが元気にスクスク育つ日本国であるためには、皆さんで現状を認識することが必要なのだと思います。 なので、5月5日はこちらに記載している鈴木宣弘東京大学教授と山田信彦元農林水産大臣のお二人をお迎えしての講演会を予定しております。
未来ある子供たちが明るく元氣に過ごせる日本を取り戻す。この志のもと活動してまいります。
MFC 合同会社金融・健康・食に関する総合アドバイザー
新潟未来の子供を守る会