【人気記事】(再掲載)新潟県津南町 桑原悠町長の町長奮闘記「飾らず、自然体でいるリーダーシップを実践中」

「著名人コラム」から好評だった記事をピックアップして、ゴールデンウィーク中に再掲載します。(編集部)

 

季節は瞬く間に実りの秋。今年6月の町長選挙で再選され、2期目をスタートさせていただいて3か月。「町民の皆さまの日々の生活を守る」、「将来の津南をつくる人を育てる」という2つの理念で、各種政策のため奔走する日々です。

25歳の時、「アイディアは地方から生まれる」というスローガンで地方政治に入ってから、10年あまり。全くの「素人新人」で、もがきながら学んだ時代が長かったのですが、その度に、「アイディアは地方からって言ったよな?」と思い出させてくれた周囲の支持者の皆さん。もう少しで、見せたい景色の全景まではまだ行かなくとも、見せていける、そんなところまで登ってきている感触です。この先は、皆さんの力を借りて活性化のムーブメントを起こしていきたいと考えています。

私は、地域の発展が国の発展になり、国のレジリエンスにつながる手立てであると信じています。コロナ禍からの経済復興を成し遂げ、中小企業の皆さんが元気になり、賃金が上昇し、失われた40年としないために、今後2年くらいが地方にとっても勝負。時代の先を読み、チャンスをつかんで、チャレンジしたい。同時に、子供たちにも生き抜く力をつけさせたい。そんな同じような信念をもつ仲間が、近頃もっと欲しくなっています。

私は、女性も地方政治に参入しやすいように、参入障壁を下げたいとの思いで、飾らず、自然体でいるリーダーシップを実践中です。町長になりたての頃は、リーダーたる者こうでなくてはならないというイメージの型にはまろうとしていたのですが、どうしても無理が出てしまい、すると結果も出ないことが分かりました。なるべく30代の女性、エネルギー量多め、実験好きという自然体でいるようにしています。するとかえって、責任を伴う決断をするなかで、平常心で臨めるのです。

桑原悠
1986年新潟県生まれ。2011年、25歳で津南町議会議員選挙に初当選(連続2期)。2018年、31歳で津南町長に就任。「ともに歩もう この先の津南へ」をスローガンに、町民生活を守り、将来の人材育成を理念に掲げる。2022年に再選し、現在2期目。2021年から国土交通省国土審議会計画部会委員、2022年から民間政治臨調「令和臨調」国土構想委員も務める。

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