オニバスの葉は写真右側のもののように小さく縮んだ状態で水面に現れ、数日かけて展開する
国内でオニバス(スイレン科)が自生する北限の地と言われる福島潟(新潟市北区)のオニバス自生地では、お盆ということもあり、近隣住民などのほか県外ナンバーの自動車も見られた。
オニバスは日本の水生植物の中では一番大きな約2メートルの葉をつける一年草。現在、全国でも70箇所程度しか生息が確認されない希少な植物だ。
開花は一般的に7月下旬から9月中旬で、特にお盆の時期が見頃であるという。今回の取材では「見頃」と言えるほどには花は見られなかったが、カメラを片手に周辺を散策する人が多く見られた。
夏の終わりに、静かで広大な湿原の中で小さな紫色の花を探すのはいかがだろうか。
福島潟に設置された小舟型の水鉢
福島潟のオニバス自生地
福島潟
【グーグルマップ 福島潟】